理事長挨拶


川崎医科大学
吉田 清

循環器内科


 本年1月から、日本心エコー図学会の理事長に就任いたしました。吉川純一先生により創立され、宮武邦夫先生、別府慎太郎先生と引き継がれて、大きく発展してまいりました本学会の舵取りを任されることを、光栄に思いますと同時に、身の引き締まる思いでいっぱいです。

 この半世紀、心エコー図学は、まちがいなく臨床循環器病学の中心として発展してきました。日本心エコー図学会の目標は、心エコー図学の学術的なレベルを高めること、そして心エコー図が正しく臨床に生かされるための教育にあります。最近では装置の小型化が進み、心エコー図検査は検査室内にとどまらず、外来や往診などでも行われるようになっております。すなわち、誰もがどこでも心エコー図を駆使できる環境になってきました。それゆえ、誰もが心エコー図を正しく判読できるための教育が、以前にもまして重要になっていると考えております。

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 学術レベルを上げるためには、国際交流もきわめて大切です。ASEやEAEとの定期的な交流は別府前理事長のもとで発足し、大きな成果を上げています。私はこれらに加えて、韓国、中国、インドなどアジアの国々との交流も深める必要があると考えております。
 また、日本心エコー図学会が主導して、多施設共同研究を行い、世界に向けて情報を発信することもきわめて重要です。新たに学術プロジェクト委員会を立ち上げたのもこのような理由によるものです。

 世界的な不況で、新しいことを立ち上げるにはさまざまな困難があると思いますが、日本心エコー図学会の更なる発展のために全力を尽くす覚悟でございます。会員の皆様方のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

2009年1月1日